どうすればプロゲーマーになれるのか?
この質問はゲーマーの皆さんにとっては大きな関心であり興味だと思います。コアゲーマーのみならず、ライトゲーマーや単純にゲームが好きな小学生、中学生、高校生、そして大学生や専門学生にとっても気になるテーマとなっています。
本記事では「プロゲーマーになる方法」や「ゲームで生計を立てる」をトピックしてみたいと思います。
※本記事の内容は、あくまで著者の見解です。様々なジャンルのあるゲーム業界ではケースによって少し事情が異なる可能性があることをご承知おきください。
YouTuberも当時は生活なんて出来ないと言われていた
もはや近年YouTubeに動画をアップして広告収入や企業の案件で生計を立てるYouTuberが職業として広く認知されてきました。テレビで活躍する芸能人やお笑い芸人、アイドルや声優など良い意味で手当たり次第皆チャンネルを開設している状況だと思います。
端的に結論から申しますと、ゲームが好きな人なら誰でも、プロゲーマーになる事は可能です。
実際プロチームにも中学生や高校生が所属し昨年世界大会で優勝した「Bugha」も現に16歳の高校生が結果を残しました。ゲームの中には反射神経が求められるジャンルも多くあり、業界内では「25歳がプロゲーマーとして活躍できる寿命」だと言われているゲームジャンルすらあります。
「プロゲーマー」の条件とは?
プロゲーマーはゲームで報酬を受ける人を指します。もちろん「プロ」というからにはそれなりに甘くはありません。スポーツ同様にアスリートですから。
まず特定のゲームタイトルで日本大会や世界大会を目指す選手の多くはプロゲーミングチームに所属しチームとして共に生活をしたり日々の練習から大会参加までを団体で行います。
プロゲーミングチームはプロのスポーツチームと同じく、企業スポンサーから「資金を得る」「イベントに参加して出演料を得る」「グッズ販売などのノベルティによる売り上げ」など様々な活動から収益を立てます。
最近ではYouTubeやTwitchなどのSNSや動画配信による収益も大きな割合を締め、実力のあるメジャープレイヤーはチームを移籍する際に移籍金が発生するなど、正に本格的にプロアスリートと同様の業界となっています。
プレイスキル(ゲームの実力)だけが全て
まず、プロを目指すからには前提として意識するべきことがあります。それは
ライバルの存在とプレイスキル
これを認識するのが前提です。eスポーツの市場は近年大会も活発に開催されており、Dota2「The International 2019」では賞金総額がなんと約36億円と発表されるなど、市場の急成長に世界中が注目しているジャンルとなっています。競技人口も数億人。
プロゲーマーとして生活ができてるゲーマーはほんの一握りだけです。特に資格が必要のないためプロチームに所属してるゲーマー達ですら口を合わせてそれは当たり前と言うようにプレイスキルだけが全てと言っても過言ではない世界です。とにかく前提としてゲームが上手い必要があります。それではその条件を5つのステップにわけて紹介します。
①とにかく死ぬほどゲームスキルをアップさせる
とにかく大前提としてゲームの腕を上げる必要があります。単純に「ゲームが好き」という方は趣味に留めておく必要があります。多分、それくらいの意識ではプロゲーマーになれません。
技術を「極める」必要があります。それではまずどうすればいいか。
まずは「極めるゲームタイトルを決める」ことから始めます。
複数のゲームタイトルを極める事は困難です。それぞれをお金を稼ぐくらいにレベルアップをしようとすると、どれも中途半端になります。まずはゲームタイトルを決めましょう。
選び方の条件として「大会が開催されているタイトルを選ぶ」これが必須になります。自分の得意なタイトルがあったとしてお大会が開催されてないゲームではもちろん世界規模では有名になれません。
eSports化されているゲームタイトルであることが重要
スポーツの業界と同様にサッカー・野球・テニス・バスケットボールなどの超メジャースポーツから、マイナースポーツまで存在するのと同じで、ゲームの世界にもタイトルによってeSportsとしての市場規模の差が存在します。
競技タイトルを羅列するとかなりの量になるため抜粋して記載しますがここはGoogle先生に任せましょう。
「ゲームのタイトル」+「eSports」
「ゲームのタイトル」+「大会」
と検索すれば出てくると思います。
世界的にプレイ人口の多い「MOBA」
『League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)』
『Dota2(ドータ・ツー)』
この2本は世界規模で行われてるタイトルの2強と言っても過言ではありません。いわゆるMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)というジャンルのものでプラットフォームはPCゲームになります。
もちろん大会の賞金総額は軽く億を超えます。
対戦格闘ゲームであれば「EVO」のタイトル
格闘ゲームのジャンルであれば超メジャー大会でもある「EVO」の公式タイトルを選びましょう。
『ストリートファイターV』
『鉄拳』
『大乱闘スマッシュブラザーズ』
などです。なんと言ってもどメジャーな「ストリートファイターV」をピックアップする方が多いです。※さらに小分類で「2D対戦格闘」「3D対戦格闘」の2種に分かれます。
敵対プレイヤーを倒していく銃撃戦ゲームならこのタイトル
いわゆる主観(FPS ファーストパーソンシューティングゲーム)と俯瞰(TPS サードパーソンシューティングゲーム)に別れますが近年最も人気もうなぎ上り。プレイヤーの数も爆発的に増えているジャンルです。
『Counter-Strike: Global Offensive』
『Overwatch』
『Call of Duty』
『レインボーシックスシージ』
などの古参タイトルから近年では「PUBG」や「フォートナイト」などの人気TPSも年々賞金金額が上がり続けているタイトルです。
まずはあなたが本当に好きなジャンルを選び、さらにそのジャンルのゲームタイトルを選びましょう。
②大会に出場する(知名度を上げる)
実績がなければただのゲーム好き。その程度でしょう。実力がついてたら、まず大会に参加しましょう。
現在ではオンラインをメインに大小様々な大会が開催されています。まずは実績を作りましょう。これを始めないと話になりません。条件①で紹介したゲームタイトルであればオンライン・オフライン問わず定期的に公式の大会ではなくともまずは実績を作るには十分です。SNSの普及によりあなたの実績(実力)が広く広まるチャンスです。
ゲーム業界で知名度を高めること
まずは小さい大会でも大きい大会でも最低でも「上位入賞」必須として「優勝」しましょう。大会は自信のないプレイヤーはそもそも参加しないため実力者が多いです。まずはそこで成果を出すことができなければ単純にスキル不足です。
実績・実力がついてきたら、世界規模の大会にもチャレンジする事が可能になります。ゲームをプレイするだけでなく積極的に動画配信やSNSを使って自分の知名度を高める事も並行して行いましょう。当記事はプロゲーマーになるための記事です。プロゲーマーにならねばならぬ理由がそこにあるという信念のもと強者と対峙し成績を残しましょう。
③プロチームに所属する
プロゲーミングチームに所属することで選手単体より出場できる大会が増えます。プロゲーマーになるためにはプロチームとして大会に参加し、さらにそこで勝ち進まなければなりません。ある種有名なプロチームに入ることができればその時点でプロゲーマーと言っても差し支えはないとも言えます。。
ゲーミングチームへの加入方法はスカウトが一般的
有名チームなればなるほど、そう簡単に加入することはできません。プレイスキルはもちろん、人気や実力などもとても重要。今現役で活躍している選手たちからの注目を集められるようなゲーマーを目指す必要があります。またゲームが上手いだけでなくエンターテイメント性やコミニケーション力も必要になります。
どのプロチームも目的は一つです。ゲームの強さという実績の上で成り立つ選手が集まっているのはもちろんのこと
「大会に勝つことを目指すプロチーム」
をモットーにしているゲーミングチームが大半です。あるゲームタイトルで最強を目指しかつ世界規模で競合プレイヤーと凌ぎ合う業界です。
ゲームするだけで年収2000万円以上?なんて謳い文句の記事も見ますがガチです。世界規模の大会の賞金総金額を調べてみてください。
決して嘘ではありません。有名チームほどスポンサー企業が多く協賛し、賞金を多く獲得し稼げるプロとして成立します。当サイトではプロチームを多数紹介しておりますので是非ご覧ください。
④プロチームとしてまたは個人としてスポンサーを獲得する
プロチームに所属することでよりメディアや業界にチームそのものはもちろんのこと選手個人としても知名度をあげることが可能になります。もちろん実力者であることが大前提ですのでメンタル強化、スキル強化は日々たゆまぬ努力が必要なのは言わずもがなです。
スポンサーを獲得するためにはチームに頼らず個人としての圧倒的な人気があることが条件になってきます。実際スキルがそこまでなくとも、キャラクターやコミニケーションによりファンを多くもつ選手もいます。そういった選手になることでスポンサーはつきます。
近道は国際大会で名前を売る
と簡単に記載しましたが世界的に知名度をあげるためには国際大会への出場も必須条件。国際大会で実績を残せば世界にあなたの名前が鳴り響きます。ゲーミングチームにスポンサーがつく理由は企業がそのチームに投資することにメリット(価値)があると認めたことに他ならないからです。割り切って表記しますがここで言うメリットは、シンプルに「お金」です。
※あくまで主観です。スポンサーに付く企業や人も様々です。
職業としての覚悟が必要
アマチュアでなく「プロ」の世界ですからWIN&WINの関係を構築する必要があるのは当たり前です。ゲーミングチームに投資をすることで、自社製品(サービス)の宣伝につながり、自社の売り上げにつながるからこそ協賛という形でスポンサーというものが参画してくれるのです。これはどの業界でも共通です。実際のプロゲーマーを見て貰えばわかるようにウェアに自社のロゴを掲載し彼らが世界規模の大きな大会に出れば多くの人がそのロゴを見ることになり、それも宣伝になります。
現在プロチームの数もメジャーからマイナーまで格段に増え悪く言えば乱立してることもあり、選ばなければゲーミングチームには入りやすい環境が今は整っていると思いますのであとは個々の実力や努力が必要になります。
現在eスポーツの業界は広告としての効果が未知数でスポンサーが少ない状況です。日本ではゲームの大会に高額な賞金を用意できる機会が法律上少ないので、国際大会に出場するのは必須になっていきます。現状はまだまだチームを維持するためにもスポンサーによる支援が必要です。今後世界で人気のゲームタイトルが日本でも認知され知名度さえ上がればこの問題は解決すると思います。
⑤両立型プロゲーマーを目指す
ゲームを職業としてプロとして生きていくにためには継続していく意識がとても重要です。収入源を意識する両立型プロゲーマーになる必要があります。プロゲーマーはプロスポーツの選手と同じです。スポーツ選手のようにかなり収入の幅があるのわけですから年収を安定させるためには大切なことです。
以前はプロゲーマーは大会賞金の賞金で生活するというとても狭い業界でしたが、現在、YouTubeなどの動画メディアでのゲーム実況やその他ライブ配信、地上波への出演やゲームデバイスの開発やプロモーション、飲料水など様々なメディアへの進出が可能となりそういったゲームの実力以外で人気を得ているプロゲーマーもたくさん登場してきています。基礎でもあるスキルを極めて世界の大会に出場する賞金を目指しつ、日頃のスキルを広く知名度と共に広め広告料やキャラクター、タレント力を伸ばし稼ぐことが大事です。
とは言え一番は実力
今後はオンラインが軸になる時代です。ただゲームが強いだけでなくこういった両立ができて初めて求められるプロゲーマーとなるのです。
今回つらつらと「プロゲーマーになる手順」と「プロゲーマーになる方法」を紹介させていただきました。
あくまでこの記事ではそういったケースでプロゲーマーになっていますよ。という一例です。
今後は様々なケースで「プロ」の「ゲーマー」が生まれていくと思います。男性に限らず女性のプロゲーマーもたくさんいますし広告収入で生計を立てつつ、プロとして活動するというスタイルも一般的になっています。プロゲーマーというものはまだまだ定義化できるものではありません(日本eスポーツ連合から公認を受けてライセンスを受け取ったゲーマーだけに限らず)
あなたも世界や日本のトッププレイヤーになれるチャンスは多々あります。是非参考にしてみてください!
番外編①これからのニュースタイル?専門学校
近年専門学校のコースとしてプロゲーマー育成を目的とした学校も多々でてきています。最大のメリットは現役プロゲーマーによる指導とメンタル育成です。
ただし専門学校に通ったからプロになれるとは限りません。選択肢としてはプロゲーマーだけでなくe-sports業界へ入りたいという方はこういった方法もあります。
番外編②プロゲーマーってモテる?
これは気になるところですよね。断言します。
プロゲーマーはモテます!
ゲーム業界はルックスは言わずもがなゲームが強いとモテる傾向にあるのは当たり前です。
近年ですと同じゲーマー同士のカップルも報道され始めています。タレント業やアイドルその他美男美女がゲームを趣味にしてる昨今ゲームをきっかけに恋愛に発展するなんてことが当たり前になっています。
プロゲーマーの恋愛事情について以下の動画で語っておられますので是非。