PUBG JAPANは、『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』のモバイル版『PUBG MOBILE』において、NTTドコモ主催のesportsリーグ“PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE SEASON 1”を2021年2月より開催すると決定しました。
NTTドコモのeスポーツ事業参入後初主催大会
NTTドコモのeスポーツ事業への参入は、2020年11月5日に行なわれた「2020-2021冬春 新サービス・新商品発表会」にて明らかにされました。
ドコモの代表取締役社長の吉澤和宏氏は5G(第5世代移動通信システム)を通じたVR/ARによる高臨場な視聴体験、高速大容量での快適なプレー環境、人気ゲームタイトルとの連携により国内のeスポーツ市場を盛りあげていくとコメントしていました。連携タイトルとして『PUBG MOBILE』と『League of Legends: Wild Rift』の2タイトル、賞金総額3億円の『PUBG MOBILE』国内リーグを掲げており今回そちらの初主催大会となります。
▼NTTドコモ冬春 新サービス・新商品発表会の模様
https://youtu.be/s5WuKbchYok
NTTドコモ主催のもと、「PUBG MOBILE」のesportsリーグ「PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE SEASON 1」の運営を2021年2月から開始。本リーグではプロ契約を行った選手の参戦が前提で、年間を通じて試合が開催されます。
「PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE SEASON1」概要
2021年からスタートする『PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE』の詳細は以下の通り。
リーグ名 | PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE SEASON 1 |
リーグ運営 | 主催:NTTドコモ |
チーム数 | 16チーム (1チーム5名以上、7名まで登録可能) |
試合構成 | 年間2フェーズ制 年間合計:100試合 試合形式:SQUAD(1チーム4人プレイで16チームが同時に対戦) |
スケジュール | フェーズ1:2021年2月 ~ 2021年4月 フェーズ2:2021年7月 ~ 2021年9月 |
世界大会への 出場条件 | 上期の世界大会:フェーズ1の優勝チームが出場 下期の世界大会:年間シーズン総合優勝チームが出場 |
賞金等 | シーズン賞金総額:3億円 その他:賞金とは別に、プロ選手全員に対して年間350万円以上を保証 |
出場するのは法人企業運営による16チームで、出場を希望する法人チームオーナーの募集が開始されています。シーズン賞金総額は3億円、さらに賞金とは別にプロ選手全員に対して年間350万円以上が保証されます。また、本大会の開催にあたり、チームオーナー、スポンサーの募集が開始されています。
シーズン賞金総額と配分
年間通しての最終ランキング(いわゆるシーズン制覇)で1位のチームには1億円の賞金が贈られます。また、1日の試合結果順位に応じても賞金が設定されています。
順位 | シーズンランキング賞金 | Dayごとのランキング賞金 |
---|---|---|
1 | 1億円 | 200万円 |
2 | 2500万円 | 100万円 |
3 | 1000万円 | 80万円 |
4 | 800万円 | 50万円 |
5 | 600万円 | 40万円 |
6 | 400万円 | 30万円 |
7 | 200万円 | 20万円 |
8 | 100万円 | 15万円 |
9 | 80万円 | 10万円 |
10 | 60万円 | 8万円 |
11 | 40万円 | 6万円 |
12 | 30万円 | 4万円 |
13 | 20万円 | 2万円 |
14 | 15万円 | 1.5万円 |
15 | 0 | 1万円 |
16 | 0 | 1万円 |
合計 | 1億5845万円 | 568万5千万 |
- シーズンランキング賞金:1億5845万円
- Dayごとのランキング賞金:568万5千万 × 24日 = 1億3644万円
- 合計:2億9489万円
個人賞(MVP)もあるとのことなので、それらも合わせて合計3億円となります。いわゆるプロスポーツでいう年間リーグ戦と同じですね。
出場選手に年間350万円以上を保証
大会規約には、「チームは選手への年間最低報酬350万円を保証する」「チームへの支給関しては、2,500万円または原資15%の多いほうを支給」との記載があります。
- 2500万円×16チーム = 4億円
チームはこの2500万円から各選手に支払いをすることになります。
- 350万円×5選手の場合:1750万円
- 350万円×6選手の場合:2100万円
- 350万円×7選手の場合:2450万円
つまり、チームは選手への報酬については基本的にリーグからの支給金でまかなうことが可能となり、結果を残した選手であれば2500万円からの差額分やチームが持ち出した金額を上乗せすることも可能という事になります。
上記以外についてはチーム負担となりますが内訳についてはチームの方で支給された金額から賄うことができるので、諸経費をそちらから算出することも可能になります。
本大会主催のNTTドコモは「5G」普及を加速させるための本施策であることから立ち上げ大会の意気込みを感じます。
過去に、高額な賞金総額主催の大会も多々ありましたが、継続することの観点からどれくらいこのリーグ自体を維持していくかがポイントになっていきますがパートナーシップの座組みとしては期待が持てますね!
詳細はまだ発表されていませんが明言した『League of Legends: Wild Rift』大会の方の規模感も個人的にも気になる点です。