9代目「ヤン坊マー坊」公開 一般投票で決定!
ヤンマーホールディングス(HD)は30日、同社のマスコットキャラクター「ヤン坊マー坊」の新デザインを公開した。
9代目となる今回は3案のデザインを用意し、国内外で2023年11月から12月に実施した一般投票で決定。今後は東京駅近くの自社施設に新デザインの大型パネルを設置するなど、ブランドを体現するキャラクターとして活用するとのこと。
ヤン坊マー坊って?
民放テレビ局で主に夕方のローカル時間帯に放送されていた『ヤン坊マー坊天気予報』のキャラクター。
ヤンマー(旧・ヤンマーディーゼル、現・ヤンマーホールディングス)の一社提供の気象情報を伝えるテレビ番組として1959年の気象記念日(1942年制定)にあたる6月1日よりスタートし2014年3月31日(一部地域は28日)付で55年に渡る放送を終了したその世代は必ず目にした天気予報番組でもあり様々な時代の流れを渡り歩いて広く愛されていました。
特にタイトルコールでもある『ヤン坊、マー坊天気予報!』の掛け声と展開される「ヤン坊」と「マー坊」のオープニングアニメーションは世代の方々の心に残っている事でしょう。
※「二人合わせてやんまぁだ〜」は小学生が皆口ずさんでいた。
またこのアニメーションの特徴として季節に合わせたものになっていたり同社製品のディーラー(主に農業機械)が独自でセールCMを流すという特徴もある名物番組でありました。
3案のデザインから一般投票で決定
国内外で実施した投票の総数は7万6568票で、決定した新デザインは約65%にあたる4万9628票を獲得。コンセプトである赤色と青色のイメージカラーは維持し新しい設定が組み込まれた。
※ヤン坊は「探究心に溢(あふ)れるしっかりもの」、マー坊は「好奇心旺盛であわてんぼう」。
認知キャラの世代交代は歓迎する人も多い
古くから認知のある企業キャラクターが刷新されるということは最近のトレンドでもある。
周知広告がTVからネットに切り替わり長年親しんでもらったキャラクターの変更に抵抗がある方もいるかもしれないがこれからの展開を見据えてのイメージ変更は概ね消費者にも歓迎されているのも事実である。
40年近く親しまれる亀田製菓(新潟市)のせんべい「ぽたぽた焼」のパッケージが刷新された際はおばあちゃんのイラストを新たに人気絵本作家のヨシタケシンスケさんが手がけたことで広く受け入れられた。
オリジナルの商業アニメ「未ル」発表!
新デザインのヤン坊マー坊はヤンマーHDがブランド戦略の一環で開発しているグッズ展開やオリジナルアニメにも登場するとのことですが、こちらはヤン坊マー坊ではないオリジナルアニメとのこと。こちらにも登場するのか否かもネットでは話題となっている。
今後新デザイン案が受け入れられるかどうか、展開が注目されている。