2日間で延べ200名超が来場。教育・研修・医療・外交・気候変動など、社会課題を解くゲームの知見が集結。
2027年春、第3回開催も決定
NPO法人 国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)は、2026年4月17日(金)・18日(土)の2日間にわたり開催した「東京シリアスゲームサミット」が、延べ200名を超える参加者を迎え、盛況のうちに閉幕したことを発表しました。
本サミットは、教育、医療、企業研修、社会課題解決など、ゲームの知見や設計手法を実社会の課題解決に活用する「シリアスゲーム」に特化したイベントです。2025年7月に京都で開催された第1回に続き、第2回となる今回は東京で開催。中野と本郷の2会場を舞台に、国内外の第一線で活躍する専門家による講演、クロストーク、事例共有が行われました。
シリアスゲームは、単なる娯楽としてのゲームにとどまらず、学習、訓練、行動変容、社会理解、医療支援、国際協力など、幅広い領域で活用が進む分野です。今回のサミットでは、分野を横断した議論を通じて、日本におけるシリアスゲームの可能性と今後の発展に向けた課題が共有されました。
今回のサミットでは、2日間にわたり、シリアスゲームをめぐる多様なテーマについて講演や議論が展開されました。
DAY 1:4月17日(金)
Red Bull Gaming Sphere Tokyo(中野)
初日は、東京・中野のRed Bull Gaming Sphere Tokyoを会場に開催されました。
プログラムでは、シリアスゲームの歴史や知見を蓄積・共有していく「シリアスゲーム・アーカイブ」の展望からスタート。続いて、企業や組織における「ゲーム研修」の実像、研修設計におけるゲームの有効性、導入時の課題などについて、実践者による具体的な知見が共有されました。
また、医療やヘルスケア分野におけるゲーム活用も大きなテーマとなりました。医療現場とゲームの接点、患者支援や予防医療、行動変容を促すツールとしての可能性などについて、専門家による深い議論が行われました。
DAY 2:4月18日(土)
東京大学 情報学環・福武ホール(本郷)
2日目は、東京大学 情報学環・福武ホール 福武ラーニングシアターに会場を移し、より国際的・公共的なテーマを中心にプログラムが展開されました。
「シリアスゲームの国際交流」をテーマにした議論では、海外におけるシリアスゲームの活用事例や、日本との連携可能性について紹介されました。
さらに、「外交手段としてのゲーム」や「暴力過激主義防止」といったテーマも取り上げられ、ゲームが国際理解や平和構築、社会的対話の手段として機能し得ることが示されました。
そのほか、アフリカにおける気候変動問題へのゲーム活用、ビジネスゲームの第一人者による社会課題解決へのアプローチ、図書館でのゲーム活用事例など、教育・公共・国際協力にまたがる幅広いテーマが扱われました。
開催概要
名称: 東京シリアスゲームサミット
日程: 2026年4月17日(金)〜18日(土)
主催: 国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)
協力: 株式会社SQOOL、研修ゲームラボ
会場:
DAY 1:Red Bull Gaming Sphere Tokyo(東京都中野区)
DAY 2:東京大学 情報学環・福武ホール 福武ラーニングシアター(東京都文京区)
公式サイト:
https://www.igda.jp/2026/03/26/16524/
パートナー企業・団体
出展パートナー
創作株式会社

株式会社セガ エックスディー

株式会社アソビズム

ロゴサポーター
京王電鉄株式会社

2026年後半に大阪、2027年春に第3回東京開催へ
今回のサミットの成功を受け、IGDA日本では、シリアスゲームの普及と発展に向けた取り組みを今後さらに継続していく方針です。
2026年後半には、関西圏での展開として「シリアスゲームデイ」の大阪開催を予定しています。関西のシリアスゲーム開発者、教育関係者、自治体、企業、研究者などが集う場として準備が進められています。
また、2027年春には「第3回 東京シリアスゲームサミット」の開催も決定しました。今回の成果を踏まえ、次回はより大規模かつ国際的なイベントとしての展開を目指す予定です。
主催者コメント
IGDA日本 SIG-Growth 正世話人 佐藤 翔 氏
「今回のサミットでは、医療現場から気候変動、さらには国際外交まで、日本のシリアスゲーム・ゲーム活用の第一線で活躍する人々による素晴らしい講演や出展を通じて、幅広い知見を集めることができました。
会場を埋め尽くした参加者の熱気と活発な議論は、日本におけるシリアスゲームシーンの拡大と、国際連携の必要性を強く物語っています。
東アジアを含む世界各国や国際機関において、シリアスゲーム関連の活動が活発になる中で、今後もこの取り組みをさらに広げてまいります。」
東京シリアスゲームサミットは、教育、研修、医療、外交、気候変動、公共サービスなど、さまざまな社会課題に対してゲームがどのように貢献できるかを示す場となりました。
延べ200名を超える来場者が参加した今回の開催は、シリアスゲームが日本国内でも着実に関心を高めていることを示す機会となりました。2026年後半の大阪開催、そして2027年春の第3回東京開催に向け、今後のさらなる展開が期待されます。
