2022年アジア競技大会での正式種目採用が報じられ、日本のテレビ番組で何度も取り上げられるなど、これまで以上に国内での知名度の高まりを感じる「eスポーツ」ですが、日本で「eスポーツ」として認知されてるゲームタイトルと、世界の競技ゲームタイトルではみなさんの知ってるゲームあれ?これeスポーツのゲームじゃないの?など認識が違かったりします。そもそもeスポーツってどのゲームのこと?という疑問を解決したいと思います。
最近ではサイゲームス主催の「シャドウバース」の世界大会「Shadowverse World Grand Prix 2018」にて賞金総額1億4千万円という国内eスポーツ史上最高額が話題になりましたが、「海外では高額な賞金がすごく出ているらしい」というざっくりとした認識は広まりつつありますが実際には高額な賞金がでている大会のゲームタイトルはどのようなタイトルなのでしょうか?
「Tire」ランキング(格付け)とは
世界でeスポーツとしてグレードを測る目安として「Tire」というものがあります。以下がeスポーツデータの分析情報を提供するサイト『SmartCast』の昨年の格付け一覧です。
ゲームタイトルを「賞金総額」「月間視聴時間」「ソーシャルファン数(Facebook、Twitter、YouTube)」の3要素を元に、「Tier 1~3」に分類し、分別したもので中国などSNSの規制や国独自のサイトが含まれていないのであくまで中国は除外という認識で見た場合とはなりますがひとつの指標としてわかりやすいものとなっています。
Tier1タイトル
- Counter-Strike: Global Offensive
- Dota 2
- League of Legends
- Fortnite Battle Royale
- Overwatch
- Hearthstone
条件指標
- 賞金総額:500万ドル以上
- 月間視聴時間:2,000万時間以上
- ソーシャルファン数:900万登録以上
Tier2タイトル
- PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS
- Call of Duty: WWII
- FIFA18
- SMITE
- StarCraft II: Legacy of the Void
- Heroes of the Storm
- Tom Clancy’s Rainbow Six Siege
条件指標
- 賞金総額:150万ドル以上
- 月間視聴時間:200万時間以上
- ソーシャルファン数:300万登録以上
Tier3タイトル
- Clash Royale
- STREET FIGHTER V
- Rocket League
- TEKKEN 7
- HALO5
- World of Tanks
- DRAGONBALL FighterZ
- Gears of War ULTIMATE EDITION
- Super Smash Bros. Melee
- H1Z1
- Quake Champions
条件指標
- 賞金総額:50万ドル以上
- 月間視聴時間:20万時間以上
- ソーシャルファン数:ソーシャルファン数:100万登録以上
こう見ると、日本で人気の「ストリートファイター」などの格闘ゲームはTire3というランキングでプレイ人口含め違いがわかるかと思います。世界で勝負するなら上記Tire1のゲームタイトルが概ね賞金額も大きくなるためゲーマーのみなさんもプロを目指す場合はTire1タイトルに狙いをつけるという考え方のプレイヤーやチームもあるでしょう。
日本eスポーツ連合ライセンス認定タイトル
現在、日本eスポーツ連合(JESU)がプロライセンスを発行対象としている認定タイトルは、現時点では以下の11タイトルになります。
- Tom Clancy’s Rainbow Six Siege (Tier 2)
- Call of Duty: WWII (Tier 2)
- STREET FIGHTER V (Tier 3)
- TEKKEN 7 (Tier 3)
- GUILTY GEAR Xrd REV 2
- BLAZBLUE CENTRALFICTION
- BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE
- Winning Eleven 2019
- パズドラ
- ぷよぷよ
- モンスターストライク
参考:ライセンス認定タイトル
https://jesu.or.jp/contents/license_system/
現在、「Tier 1」は全て海外メーカーが展開するゲームになります。もちろん、賞金額やTireはeスポーツタイトルの注目度を測る1つの基準でしかないですがプレイヤー数含めそのタイトルに深くかかわっているゲームの目安になるため、注目したいポイントです。
情報元
最新のeスポーツタイトル格付け『ESPORTS GAMES TIERS 2018』を「SmartCast」が公開、日本のプロライセンス認定タイトルのランクは?